【男子図鑑|しくじり編・30代】すべてを失って、それ以上を得た話

しくじり男子図鑑|30代編

── 少年時代、本気で甲子園を目指していた

親父のスパルタのもと、
本気で甲子園を目指していた少年時代。
肩を壊し、野球を断念すると、
親父は「じゃあ東大に行け」と言った。

中学入試で九州トップの附設に合格。
中学生までは、いわゆるエリートコースだった。

── 15歳で檻を出たあと、転がり続けた日々

でも15歳で親父と決別し、檻から出たが、
右も左も分からない。
何も自分で決められない。
路頭に迷って、ぶつかって、転がって生きてきた。

19歳で彼女に大きくフラれてくじけた。
大学進学の意味を見失い、
東京・大阪で自分を見失い、放浪した。
そして、本音にたどり着いた。

── 本音を原動力に走り出した20代

恥ずかしくて言えないけど、
いまの自分には「彼女をつくることが一番大事」って
誰にも言えない“本音”を原動力に、
自然と努力を始めた20代。

サバンナに出る覚悟ができた。

── “順調そう”だった30代。でも、崩れた

結婚、子ども、出世、家族…
30代は“順調そう”に見えた。
でも、崩れた。

教室長として500人の生徒を抱える日々、
家に帰るのは夜11時、1時2時に寝て朝は5時起き、子どもを送って出勤。
「幸せなはず」の毎日は、知らずにすり減っていた。

ある日、車で追突事故。
事故なんて初めてだった。
翌日、コンビニのポールにぶつけた。
2日連続事故はさすがに異常だと気づいた。

病院に行き、サバンナに出てから初めて「止まった」。

── 大切にしていた家族との別れ

その数ヵ月後、大きな出来事があった。
詳しくは書かないけれど、
大切にしていた関係が壊れ、本当は選びたくなかったけれど、苦渋の決断で家族との別れを選ぶことになった。

愛する娘ふたりと離れなければならないことが辛すぎた。あの時の娘の号泣が忘れられない。

心にできたその“傷”は、いまでも消えてない。
それでも、いま娘たちは月に一度会いに来てくれる。
生きて会えるだけでありがたい。

その時間を噛み締めながら、
あの頃の涙も、いまの幸せも、全部が人生だと思えている。
そして、かつて関わった人たち、戦った人たちにも、いまでは感謝している。

── そして、本音で生きてたどりついた“いま”

あの別れをきっかけに、人生をもう一度見つめ直した。

大手塾を辞め、独立。
“教育を通して魂を震わせる”という、天職がさらに進化した。

あの経験があったから、いまのパートナーに出会えた。
愛する九州の、自然に囲まれた地で、毎日サーフィンを楽しみ、
大切な息子にも恵まれている。

ようやく、“自分のままで、生きられる人生”が始まった。


── 魂とつながり直す

人生には波がある。
止まる時もあるし、沈む時もある。
でも、それも必要な時間。

大事なのは、
自分の本音で人生を決めること。
ワクワクが導いてくれる

そこに自分だけの唯一無二の道があって、
その先に魂が震える場所がある。

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この記事を書いた人
教育と人生を、ゲームのように“攻略”する。
スパルタ野球、中学受験、迷走と挫折、そして再出発。
出会いと学びを経て、たどり着いたのが今の塾のかたち。

男子専門塾「ひなたひかり塾」代表。
15年の指導経験と、自身の“攻略”体験をもとに、
特に男子に特化した個別最適な声かけ・導きを得意としています。

塾は、ただ勉強を教える場ではなく、「人生をどう攻略するか」を学ぶ場所。
楽しみながら本気で向き合えば、子どもは必ず変わる。

スプラ・サーフィン・子育て・教育を愛する本音系先生です。

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