【思想|教育編】自分で決める男が、世界を変える

導入文

中学受験の現場で15年、2000人以上の男子と向き合ってきた。
つるまず、流されず、自分で考えて決める
――“思考力を持ち、自分の言葉で語れる男子”こそ、社会を変える力を持っている。
この記事では、男子教育の本質と「教育で世直し」する理由を、本気で綴ります。


男子に言いたい。世界を変える力は“自分で決めること”から始まる

男子に言いたい。
ほんとうに言いたい。声を大にして言いたい。

つるむな。自分で考えろ。右に倣うな。自分で決めろ。

それだけで、世界は変わる。
15年で4000人の子どもと家庭を見てきて、
自分に5人の子どもがいて、
そのすべてを通して、本気でそう思っている。


公園の“群れ”に潜む社会の縮図

小学生の男子たちが、公園で群れてる。
強くもないのに、集団でオラついて、
公園の前を自転車で通りかかった、ひとりの弱い子に向かって、
「死ね」と大きな声で言って、笑ってる。

「俺、こんなヤバいことできるんだぞ」って、
周りのやつらにオラついて見せてる。

自分もヤンチャだったから、その気持ちはわかる。
でも――
その自転車の子の気持ち、その子の親の気持ちを思うと、胸が締めつけられる。

それを見た1歳の息子の前で、私はこう伝えた。
「ああはなるなよ。ダッセーから。」

私は、あれが今の大人の責任だとは思ってない。
ああいう子どもを育てたのは、煽り運転をする大人で、
その大人を育てたのは、もっと前の大人たちだ。

責任を取らず、ちゃんと叱らず、流されてきた――大人たちの連鎖。
だからこそ俺は、この時代の子どもたちを、もう一度育て直したいと思ってる。


“考えずに石を投げる”社会の空気を変えたい

煽り運転。
誹謗中傷。
誰かがちょっとでも失敗したら、
みんなでよってたかって叩く空気。

みんな、安全な場所から石を投げてる。
つるんで、笑って、
でも――本当は、何も考えてない。

正義を装ってるわけじゃない。
たぶん、“ひま”なんだ。

自分で決めて、
自分で考えて、
自分の幸せを切り開いて生きてきてないから。
本音で生きられてないから。

だから、アリの行列を崩すみたいに、
誰かを踏みにじって、
「自分はここにいる」って感じていたい。

でも、たぶん本人はその心の流れすらわかっていない。
無自覚のまま石を投げてる――それがいちばんタチが悪い。

だから私は、“考えること”を教えたい。


時代に流されるな。時代が追いかけてくる男になれ。

男子に言いたい。
もう一度、はっきり言いたい。

つるむな。自分で考えろ。右に倣うな。自分で決めろ。

群れてないと不安かもしれない。
変わってるって言われるのが怖いかもしれない。
でも、流される人生なんて、ひまで仕方ない。

時代に流されるな。流れに乗れ。そして――時代が追いかけてくる男になれ。

つるまず、考え抜いて、自分で選んだ道を歩けるやつこそが、世界を動かせる男になる。

これが、中学受験指導で一番伝えたいこと。
正解より、「どう考えたか」がすべてだ。
受験も人生も、“攻略”は思考からしか始まらない。


日本の誇りは、自然と人間の“美しさ”にある

私はこれまで、何度も世界を旅してきた。
異国の文化に触れ、価値観の違いに驚き、
時に日本の窮屈さに悩むこともあった。

でも、どれだけ旅を重ねても、最後に思うのは一つ。
やっぱり日本が一番素晴らしい。

何が一番かといえば、“美しさ”だ。

見える景色も、見えない心も。
自然と人間、その両輪がそろって美しい国は、他にない。

「いただきます」「おかげさま」
そんな言葉に宿る、他人への敬意。

電車で騒がない。列に並ぶ。時間を守る。
誰に見られていなくても、自分を律する。

それは、サムライの魂だと思っている。

私は本気で信じている。
日本は、“人間の在り方”で地球を導くリーダーになれる国だ。

心と魂の在り方で、世界を照らす国になれる。

そして、そんな国の姿に、きっと世界中が学びはじめる。
結果として、地球そのものが、もっと美しくなる。

そのために――今の子どもたちが、その魂を自覚し、受け継ぐ必要がある。


教育で世直しをする。これが私の本気だ。

私は、ダメな大人をもう変えられるとは思ってない。
自覚させるところからと考えると、気が遠い。

でも――子どもたちは違う。

まだ間に合う。まだ育てられる。
まだ、魂を燃やすことができる。

だから私は、教育で世直しをする。

一人ひとりの子どもに、
考える力を持たせて、
つるまず、媚びず、流されず、
まっすぐに生きられる“かっこいい男”を育てる。


それができるなら、
この社会は変わる。
この国も、変わる。
そして――世界が変わる。
より美しくなる。


やりたいのは、
ただの合格指導じゃない。
ただの成績アップでもない。

魂を受け継ぐ教育。
未来に誇れる男を育てる教育。
それが、私の本気だ。

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